筋力が低下している方へ
筋力トレーニングを行いましょう
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筋力トレーニングを行いましょう
多発性硬化症では、身体機能の低下を防ぎ維持するためにも、「筋力トレーニング」は欠かせません。
しかし、やり過ぎるとかえって逆効果になりかねないため、注意点を意識しながら、筋力トレーニングを行うことが大切です。
筋力トレーニングを行う際の注意点
運動や体温上昇により、神経伝達障害が生じる可能性があります。
力の弱い筋肉に過度の負荷をかけた場合は、疲労がその他の部位にも影響し、全身的な疲労感を感じる可能性もあります。
しびれや痛みの増強など、感覚障害への悪影響が出現する可能性もあります。
まずは軽めの負荷量で行い、疲れが出現する前に適度に休息を入れることが大切です。
筋力トレーニングを動画に合わせて行いましょう!
【動画再生時間:20分56秒】
筋力トレーニングを項目別に分け、わかりやすいイラストとともに解説しています。
1 立った姿勢で、まずは両腕を前から円を描くように、5秒かけてゆっくりと上げていきます※。
2 今度は、上げた両腕を5秒かけてゆっくりと下げ、最初の位置に戻します。
1~2で1回とし、これを10回行いましょう。
1 立った姿勢で、まずは両腕を横から円を描くように、5秒かけてゆっくりと上げていきます※。
2 今度は、上げた両腕を5秒かけてゆっくりと下げ、最初の位置に戻します。
1~2で1回とし、これを10回行いましょう。
転倒の危険性があるため、必ずイスやテーブルなどに手をついて行うこと!
1 立った姿勢でイスやテーブルなどに手をつきながら、まずは両膝を5秒かけてゆっくりと軽く曲げていきます。
2 今度は、曲げた両膝を5秒かけてゆっくりと伸ばし、最初の位置に戻します。
1~2で1回とし、これを10回行いましょう。
転倒の危険性があるため、必ずイスやテーブルなどに手をついて行うこと!
お尻にかかとを近づける際は、膝が前に出ないように!
1 立った姿勢でイスやテーブルなどに手をつきながら、まずは片方の足のかかとを5秒かけてゆっくりとお尻に近づけていきます。
2 今度は、かかとを5秒かけてゆっくりと下げ、最初の位置に戻します。
1~2で1回とし、これを10回行いましょう。終わったら、反対側の足でも同様に10回行いましょう。
イスに浅く座り、背もたれに寄りかかります。その状態から体を前に丸めるようにして倒し、腹筋運動を行います。これを自分のペースで10回行いましょう。
両腕を胸の高さまで水平に上げたまま、最初は両手を“パー”となるように開き、次は“グー”となるように握ります。これを20回行いましょう。
ももを上げたとき、体が後ろに反り返らないように!
どうしても体が後ろに倒れてしまう場合は、背もたれに寄りかかった状態で行うこと!
1 イスに座り、まずは片方の足のももを5秒かけてゆっくりと上げます。
2 今度は、上げたももを5秒かけてゆっくりと下げ、最初の位置に戻します。
【監修】
医療法人セレス さっぽろ神経内科病院
言語聴覚士 堀田 弘伸 先生
理学療法士 吉田 良 先生
作業療法士 塚田 周平 先生
【総監修】
医療法人セレス さっぽろ神経内科病院
院長 深澤 俊行 先生
よくあるご質問【病気・症状、日常生活、治療】に専門医よりお答えします